こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

国税局では昨年から、税務署に紙ベースで提出した書類は控えに収受印を押さないという対応を取っています。

それに加え、何と来年の確定申告用紙からは「控用」が姿を消すことになったようです。

全ては電子で申告させるために

去年から始まった控えへの収受印の廃止も、来年の確定申告用紙の「控用」の廃止も、全ては電子申告を普及させるためです。

と言えば聞こえはいいですが、本音は「紙の処理は大変、電子にしてくれないと税務署が大変」というところでしょう。

確かに税務署内部にいた身からしても、紙の処理は大変でした。

特に手書きの申告書は正しい事の方が少ないと言っても過言ではなく、「どこかに間違いがあるだろう」という前提でチェックしていました。

PCで作成したものにしても、国税庁HPの作成コーナーで作ったものならともかく、申告ソフトなどから作成したものはやっぱりどこかにおかしなところがあり、見る方は大変です。

それに加えて添付書類も盛り盛りしていて、申告書を見る・添付書類を探す・もう一度申告書を見て確認する、という感じですごく手間がかかっていました。

これが電子申告になれば数字の入力誤りはあっても計算誤りはなく、添付書類も大方は省略できるため、申告書の審査の時間を大幅に縮小できます。

さらにe-Taxシステムから国税が使っているKSKというシステムへの連動がボタンひとつでできるような感じのため、紙をOCRに通して入力、みたいな事務的な手間もかかりません。

内部の人間からしたら「電子申告一択」です。あの手この手を使っていて「紙の申告はさせない」という国税の強い意志を感じます(笑)

e-Taxはだいぶ使いやすくなっています

昔と比べ、今はe-Taxもだいぶ使いやすくなっていると思います。

スマホとマイナンバーカードがあれば基本的な申告はすぐできるようになっていて、この2つの普及が進んだことが国税がこうした方針を取る一つの要因になっているでしょう。

事実、税務署での確定申告は「原則ご自身のスマホで」と謳っています。

スマホやPCを使えない方へのケアをどうするのかという疑問はありますが、まぁ国の機関なんできっとその辺りはうまくやっているんでしょう。

終わりに

申告書の書式を何気なく眺めていたら、控用の一番上に「控用は令和8年分から廃止」という文言を見つけ、驚きました。ここまでするんだ・・という感じです。

個人的には控用を無くすというのはまぁいいとして、控えの収受印は押して欲しいなぁと思います。やっぱり不便です。

納税者への行政サービスという観点が置き去りにならなければいいなと思います。

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