こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

経理をするのにレシート・領収書を整理するのは大変ですよね。

1枚1枚、日付順に台紙に貼り付けて・・・etc

でも、そんな作業、しなくてOKです。レシート類はざっくり保管しておきましょう。

なぜレシート類の保存が必要なの?

レシートや領収書から取引の内容を記録し、帳簿を作成します。

正しく記録できれば、決算書などの書類も正しく作成されます。量にもよるでしょうが、後々、そのレシートや領収書を見返す方はあまりいないでしょう。

確認は、税務調査があった時に調査官が行います。

その時、レシートや領収書は取引があったことの証拠になります。

証拠が無ければ即全額否認、というわけではありませんが、あるとないとでは調査官への説明が全く変わってきます。

税務調査のため、保存しておくことは大事ですが、それに時間をかけすぎるのはもったいないです。

調査官から見たら整理の有無はどちらでも良い

税務署に勤務していたときは、色々な方の税務調査に行きました。

実際の現場で見てきた保存方法は人それぞれ。

きちっと台紙に貼り付けて日付順に並べ、インデックスを付けてファイルしている方もいれば、スーパーのビニール袋に1年分ドサッと、日常の買い物のレシートも含めて入れている方もいました。

もちろん、きちっと整理されていた方が調査官にとっては楽です。助かります。

しかし、整理しておかなければ経費が認められないかというと、そんなことはありません。

当たり前ながら、整理の有無より経費性の有無の方が遥かに大事です。

調査官を楽にするために整理する必要は全くないのです。

おススメの保管方法

月別に袋に入れて保管する方法が一番楽だと思います。

「○年〇月」などと封筒などに記載し、レシートや領収書などをいれておき、年ごとに分けてけばOK。

あとは調査官が確認してくれます。

100円ショップに行けば、ポケット付きドキュメントファイルなんて便利な物もあります。

ダイソードキュメントファイル(A4、13ポケット)

これだと最初からポケットが分かれています。月ごとに、経理が終わったレシートや領収書をポイポイ入れておくだけです。

この程度のざっくりした保管で問題ありません。

終わりに

もちろん、レシートを貼ることがダメということはありません。その方がスッキリして良いという方もいると思います。

ですが、きちっとした整理が面倒、やりたくない、ということであれば、無理する必要はないのです。

整理は適正な申告のための手段に過ぎません。ざっくりした整理にとどめ、浮いた時間は本業や自分の好きなことに使いましょう。

【編集後記】
レシート等の保存方法に法律的な決まりはありませんので、ご自身に合った方法を検討していただければと思います。