こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

確定申告が終わり、申告書も提出した。受付してくれた。終わった!

となっても実はまだ終わっていません。

3月終わり~GWくらいまで

税務署に確定申告書を提出すると、最低限の確認(住所・氏名の記載があるか等)だけでほぼ受付けてくれます。

内容は見ておらず、ただ税務署の入り口を通過しただけです。

申告書の確認はその後、職員によって行われます。この確認(審査と呼んでいました)でおかしい点や書類の不足があると、税務署から連絡が来ます。還付申告であれば基本的には一旦還付が止まります(たまに還付しちゃってから連絡することもありますが、一旦還すと税務職員的にはとてもやり辛いので、大抵の場合留保されます)。

3月中は審査をしつつ、GW頃までは優先順位の高い誤り(まずは還付を止めているものから行われることが多い)から順に文書・電話で納税者に連絡します。

この連絡は「行政指導」として行われることがほとんどで、「税務調査」として行われることは稀です。

行政指導はあくまで指導で、自主的な是正を促すものになります。そのため、指導のうちに終わらせれば加算税などのペナルティは課されないか、又は低くなるように設定されています。

添付書類の追加提出や、場合によっては修正申告書の提出を求められることもありますが、税務署からの連絡にはすぐ対応しましょう。

放置すると税務調査に移行する可能性があります。

GW明け~7月上旬まで

GWが終わると、徐々に税務調査が再開されますが、最新年分(今回だと令和6年分)の調査はまだされず、過去年分に関する調査が多いです。

最新年分の確定申告の誤り是正も、同時進行で行われます。この頃から要修正申告、つまり追徴課税が発生するものが多くなります。

また、この頃になると届出関係の問い合わせや消費税の申告義務があるのに申告していない場合など、消費税に関するお尋ねも増えてきます。

7月下旬~年末・年明け

国税の事務年度は7/10を区切りに変わります。人事異動が行われるのもこの時期です。

そのため、税務調査は人の入れ替わりが落ち着いた7月下旬ごろから段々と盛んになってきます。

この頃になると最新年分の確定申告書の審査も終わっているため、調査対象となるのはそこから3年分・5年分。さらに悪質な脱税と認定されれば7年分となります。

行政指導についても引き続き行われ、扶養や医療費控除のチェックなどが行われます。

まとめ

確定申告書は提出して受付けられてもそれで終わりではありません。行政指導や税務調査の対象になることがあります。

調査は3年、5年、場合によっては7年遡ります。

税務署から連絡が来てもびっくりして慌てないようにしてください。

【編集後記】
行政指導は放置せずすぐ対応しましょう。放置して税務調査に移行するのが一番まずいです。
すぐ対応が結果として一番の節税に繋がります。