
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
フリーランス・個人事業主の皆さまは原則として健康保険は市町村国保に加入することになります。
市町村国保は所得割と言い、所得に対して率を掛けるものがありとても高い。
一応、所得税や住民税と違って天井があるものの、年々上がっていて今や100万を超える自治体ばかり。
これに国民年金もありますからね。たまったもんじゃない。
ということで、少しでも安くなる方法の一つとして「国民健康保険組合」に加入するというものがあります。
市町村国保との違い
市町村国保と国民健康保険組合は同じ「国民健康保険法」に基づいているんですが、別々の団体が運営しており、全くの別物。
市区町村国保はその名のとおり「地域」によって加入し、国民健康保険組合は「業種や職種」によって加入する点が異なります。
一番身近で大きな違いは保険料の算定方法にあります。
市町村国保は上記のとおり、所得に率を乗じる所得割と、一人当たり・一世帯当たりの均等割・平等割といったものから成り、その合計が保険料となります。
所得割は住民税の課税データを基に算出するため、前年の所得によって今年度の保険料が算定されます。
これに対し国保組合は所得の大小に関係なく一定の金額であることがほとんどです。
そのため、一定の所得を超えるまでは市町村国保の方が安くなります。
いっぱいある国保組合
漫画家さんのお客様や漫画家さんからのお問い合わせをいただくことが多いため、どうしてもこの手の話になると「文芸美術国保」になるんですが、実は他にも国保組合はいっぱいあります。
→全協HP「国民健康保険組合へのリンク」
上のページは医師国保、建設国保など代表的なものが並んでいますが、それ以外にもたくさんあります。
→全協HP「医師国保・建設国保以外の国保組合」
芸能人国保とか理容師国保とかがありますね。
税理士国保なんてのもあるんですが、残念ながら私が所属している千葉県税理士会は入れないものとなっているようです。
終わりに
ご自身の職種から加入できそうな国保組合がありましたら、見てみるのも良いと思います。
市町村国保より安くなりそうなら切替も検討してみてください。