こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

来たよ取材の電話・・・。

知らない電話番号からの電話。珍しく固定電話からだったんで思わず出そうになっちゃいました。どこかの税務署からかもしれないし。

時間帯が18時過ぎだったんで有り得ない(実はそんなことないんですが)と思って出ないでいたら、きちんと留守電に要件入れてくれました。
その点はそこいらの営業電話とは違ってきちんとしてるなとは思いました。大抵、留守電になると切りますからね。

取材商法とは

取材商法とは、Webメディアなどがインタビュー取材を持ちかけ、後日、掲載料などの名目でお金を請求するビジネスのことらしいです。

まず電話が来ます。「○○の分野で独自性のある魅力的なビジネスを展開している人のWEBマガジンを書かせて欲しいと思っています。芸能人の○○さんがインタビュアーになって行うインタビュー形式です」といった感じのもの。

こんなこと言われれば興味を惹かれますよね。自分にもインタビューが来るようになったかぁなんて思ってしまいます。それに「書かせて欲しい」なんて言ってくるもんだからこっちはお客様気分。

私への電話もこんな感じでした。女性タレントがインタビュアーと言ってましたが、テレビに疎いのでよくわかりませんでした。

で、実際営業の方と会って色々と話を進めた後、最後に「芸能人の肖像権の関係で有料です」と切り出されるそうです。
色々と話を聞いてくれて同調してくれた相手のお願いを最後に断るというのはなかなかし辛いもの。こんな心理をうまく使っているんでしょうかね。

実際の記事はどうなの

「仕事を楽しむで検索してみてください!」と言ってたので検索してみると、確かにインタビュー記事が載ってます。

でもこれ、誰が見るの?という感じ。

トップページの右上に「経営者インタビュー」というものがあるにはあるんですが、一番目立つページの中央部分には芸能人や有名人の方の記事がでーっかく載ってます。
ぱっと見たらそっちをクリックしますよね。
どこの誰かもわからない一般人のインタビューを積極的に見る人っているのかな。

効果あるんだろうか

その経営者インタビュー、結構な数の人が載っています。同業者もちらほら。これ、どのくらい仕事に繋がっているんだろう。

検索してみた限りでは、1ページ1ヶ月9,000円かかるそうです。1年契約のことが多いみたい。記事は大体3~4Pなので、月30,000円前後。年間で40万円程度か。

高いか安いかは人それぞれですかね(私は高いとしか思えない)。

「芸能人のインタビューを受けた」という一点を押し出して宣伝に使うという意味では使えなくもないのかなぁ。

実際、嬉々としてブログで報告したりHPのトップに出したりしている方もいますからね。

終わりに

これは取材という名を騙った有料広告です。

それならそれで良いと思うんですが、腹立たしいのは巧妙にこちらがお金を払うように仕向けること。
大体、取材を受ける側がお金を払うって意味が分かりません。普通逆だろう。

最初から「有料の芸能人を使ったインタビュー型宣伝広告に興味はありませんか?」と言って誘えばいいのに。それじゃお客が集まらないってことなのかな。

取材商法というものを知っていたから良かったものの、知らなかったら話を聞いていたかもしれません。

危なかった。実に迷惑。

先日の営業メールと同様、こうしてブログのネタを提供してくれたことだけには感謝していますけどね。

【編集後記】
営業電話本当に迷惑です。