こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

年末が近づいています。

11月に入り、確定申告が近づいてきたとあってか、HPのアクセス数が先月の1.5倍位に増えています。

2025年も残りわずかですが、年内にできることはやっておきましょう。

書類の整理整頓

まずは1月からの請求書、領収書、レシートなど書類の整理整頓をしましょう。

税務署に勤務していたとき、税務調査に伺って「帳簿、毎月付けていますか?」と質問すると、よく「確定申告の直前にまとめてやっています」と言われました。

面倒くさいですよね。仕方ないところもあります。どうしたって本業の方が大事で忙しいので、経理面の整理は後回しとなってしまいます。

ですが年明けに時間の無い中バタバタとやっても良い事はありません。ミスをしたり書類がどこかにいって見つからなかったり・・。

少しずつでも進めていきましょう。

レシートや領収書がバラバラっと保管されているようであれば、いったん全て集め、月ごとに分け、必要ないものは「不要BOX」などを作ってまとめておきましょう。

そのうえで、科目ごとなど、自分の記帳方法に合うように分けていくと、スッキリと進められると思います。

帳簿の作成

書類の整理整頓ができたら次は帳簿作成です。

個人事業主である以上、帳簿作成は義務となりますので、面倒な気持ちを抑えてやってしまいましょう。

年明けから今までの分全てを終えることができなかったとしても、例えば半年分でもやっておけば気持ち的にも全然違うでしょうし、年明けの作業はだいぶ楽になります。

控除関係の書類をまとめておく

10月から徐々に控除証明書など所得控除に関する書類が送られてきます。

いざ確定申告書を作成するとなったときに、どこにいったかわからない、ということがないよう整理しておきましょう。生命保険や地震保険、ふるさと納税などは、無くしてしまった場合は再発行も可能です。

医療費控除については、「人ごと、病院ごと」にまとめて明細書を作成する必要があります。余裕があれば、その形に合うよう、領収書をまとめておきましょう。

これからふるさと納税をする場合は限度額の計算ができます

ふるさと納税は税額(正しくは住民税の額)によって年間の寄附上限が変わります。

それはつまり今年の所得(利益)や控除額によって変わる、ということになります。

書類の整理・帳簿作成をしておけば今年の所得、つまり寄附限度額をある程度見積もることが可能です。

終わりに

書類の整理整頓と記帳を少しずつ進めるとともに、控除関係の書類紛失に注意してください。もし無くしてしまった場合は再発行の手続きを取りましょう。何事も早め早めに動けば何かあっても対応ができます。

確定申告は2/16を待たず年明け(税務署の開庁日)からできるので、早々に申告できるようならしてしまうのも良いと思います。