
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
お金の出し入れや取引先への振込などで金融機関を利用すると何かと手数料がかかります。
「手数料は経費にしていいの?」「どの科目を使えばいいの?」と感じることも多いかと思います。
経費にできるかどうかは目的が大事
全ての支払に共通する話ですが、経費になるかどうかのポイントは支払が事業と関連しているかどうか、です。
そのため、事業関連の支払に付随する手数料であれば経費とすることが可能です。
例えば取引先への振込手数料や、事業関連の支払のための出金手数料などは経費として認められる可能性が高いと言えます。
逆に個人的な支出のためのものはアウト。
事業用口座から生活費用口座への送金手数料、私用のためにATMからお金を降ろした時の出金手数料などは、経費とすると後々税務調査があったときに問題視されるおそれがあります。
また、「事業用口座」としましたが、事業用の口座をお持ちでない方もいらっしゃると思います。そんな時は口座の種類に関係なく、目的で考えましょう。
プライベートと事業と双方で使用している口座であっても、事業関連の手数料なら経費としてOKでしょう。
記帳するときの科目は?
「支払手数料」や「雑費」などで記帳するうことが多いと思います。
個人的には「雑費」は避けた方がいいと思っています。
「雑費」は便利な反面、何を経費にしているか税務署側からわからないため、突っ込まれやすい科目です。
「雑費」が多額だと目を付けられやすく、税務調査の可能性も高まってしまうかもしれません。
終わりに
お客様から質問をいただいたのでブログにまとめてみました。
金融機関の手数料は少額なことから税務調査で大きな問題になることはあまりないですが、ちりも積もれば・・ということもありますので、特に私用のための手数料を経費に計上しないように注意が必要です。


