こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
少し前の本ですが、デール・カーネギー著「人を動かす」を読みました。
他人とうまく話をするには
仕事を辞め独立したため、今までとはまた違った人間関係が生まれます。
これまで以上に初めてお会いする方と話をすることが多くなります。
初対面の方とうまく話をするのに助けになる本はないか、と手に取って読んでみましたが、とても良い本でした。
人付き合いをスムーズにするための事例がたくさん
「人を動かす」というタイトルですが、何も他人を意のままに操るような方法が書いてあるわけではありません。
人付き合いをいかに円滑なものにするか。そのためにすべき事例がたくさん載っています。
「人を動かす3原則」「人に好かれる6原則」「人を説得する12原則」「人を変える9原則」という大きく4つのパートから成っていて、それぞれエピソードを交えてその方法がふんだんに記されています。
話し上手は聞き上手
この本に載っている原則として共通しているのが、いかに他人に興味を持ち、他人に配慮するか、ということだと思います。
他人と話をするときは自分のことを喋ってしまいがちなもので、「何か自分のことを喋らないと」と考えると、焦って気まずい思いをしてしまいます。
私もよく「こんなこと喋って相手は嫌な思いしていないかな」などと考えてしまって、一人で沈んだ気持ちになることもしばしば。
しかしこの本で、「相手に興味を持って、相手に話を聞けばいい。」ということが大事だということがわかり、ハッとしました。確かに自分も、飲み会などで何か尋ねられて答えているときは気分が良かったように思います。そして聞いてくれる人は話し上手な人が多い。
市役所に勤務していた時に受けた研修で、講師が言っていたことを思い出しました。タレントの明石家さんまさんは話が上手いことで有名ですが、その講師に言わせれば上手いのは話す技術ではなく、相手の話を聞く技術なんだそうです。
「話し上手は聞き上手」ですね。
意外と実践するのは難しいけど・・・
わかっていても忘れがちになってしまうし、これまでの習慣が染みついていることもあるので、いざ人と話をしてみると意外と実践するのは難しいかもしれません。
ですが実践できれば自分にも他人にもメリットがあることばかりです。
定期的に読み返そうかな。
第1部「人を動かす3原則」の中に、
「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っている点で」
という言葉が出てくるんですが、これ、いいですね。誰だって長所と短所があるわけで、自分が持っていないものを持っています。相手を敬うところからスタートです。
【編集後記】
ぶりの照り焼きを作りました。旬はもう少し先ですが、美味しかった。