
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
近年、公務員試験の倍率が激減しているようです。
ちょっと目に入ったので見てみると、地方公務員の倍率が5倍くらい。
東京特別区に至っては2.3倍(令和6年度)とのこと。
2人に1人が受かるってことですよね。これは衝撃的な数値です。
私はいわゆる氷河期世代と呼ばれる中の1980年生まれで、2003年に市役所に入庁しました。
当時、社会情勢も相まって公務員は大人気。20倍、30倍の倍率は当たり前で、いまだにその頃の感覚が残っているせいか信じられません。
地方公務員(特に市町村職員)が不人気の理由
特に市町村役場が不人気な理由には、検索してみると以下のようなもの出てきました。
- 仕事のやりがいを感じにくい
- 年功序列で給料が決まるため、努力が評価されない
- 災害対応、休日出勤などが多い。
- 部署によって仕事の偏りが異常で、いわゆる「異動ガチャ」で外れると悲惨。異動希望はまず通らない。
- クレーム対応による精神的負担
具体的にどうなのかはYouTubeなんかで詳しく解説している人もいるのでそれを見ていただくとして、こんな情報が今はネットでそこかしこに流れている時代です。
それを見て「公務員、あんまり良くないな」と考える人が増えてきているのかもしれません。
市役所に勤務していたときの実感としては・・・まぁ全部当たっているような。
そんな市町村役場をはじめとした地方公務員は、新規採用者の倍率低下もさることながら職員の離職が止まらないということも大きな課題。
試験を簡易化したり社会人採用を増やしたりと、あの手この手で人材確保に躍起になっているとのこと。
今や売り手市場となっているみたいですね。
いい所もあったよ
そんな地方公務員ですが、いい所もありました。
- 不祥事でも起こさない限りクビはない。超が3つくらい付く安定した職場
- 福利厚生はやっぱり充実している(特に出産育児関係)
- 年功序列とはいえ、給料は確実に上がっていく
- 有休が取りやすい(ワークライフバランスの確保が容易)
- 転勤がほぼない
- 面白い仕事もある(でも異動ガチャで当たりを引く必要がある)
中でも安定した職場というのは本当に魅力的です。カッチリとした人生設計にはもってこい。市町村役場なら転居を伴う転勤もまずないですからね。
終わりに
公務員が人気があったのは今は昔・・なんですね。驚きました。
改革が進んで人気のある就職先になればいいと思いますけどね。難しいかもしれません。