こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
今日は税理士試験の受験体験記について。
試験勉強1年目で学んだことが一つあります。
専門学校の「年明け開講コース」は止めろ!ということです。
1年目は、多くの人がそうするであろう、簿記論を受験しました。そして撃沈。敗因は色々あったと思うんですが、一つ失敗だったなと思うのは、専門学校の「年明け開講コース」を選択したことです。
年内は簿記3級・2級を勉強していました
「税理士試験に挑戦しよう!」と思ったのが5月頃でした。
しかしながら、税理士試験については、「5科目合格が必要」「一度に合格しなくてもいい」くらいしか知らず、会計科目と税法科目があることもよくわかっていない有様。
調べていくうちに、簿記・財務諸表論の会計科目2つと、税法科目を3つ合格すればいいことがわかりました。
とはいえ、それまで会計学の勉強なぞやったことがないので、簿記のことは全くわかりません。
そこで、まずは簿記3級から始めよう!となりました。
本屋でテキストを購入し、独学で勉強を開始しました。6月(7月だったかな?)の試験で無事合格できたので、次は2級へとステップアップ。と単純に、誰にも相談せずに決めたのが間違っていました。
9月からの簿記論講座でも始めていればよかったのに、と今更ながら思います。
しかし周りに相談できる人もおらず、試験のことも専門学校のこともよくわかっていなかった自分は意気揚々と2級の勉強を開始。11月の試験で合格することができました。
年明け開講コースは本当に辛かった
大原に入学
年が明けて本格的に税理士試験の勉強を開始しました。
専門学校は大原を選択しました。家の近くにある専門学校が大原しかなく、大手で実績もあるし大丈夫だろう、という程度の理由でした。
そして、年明けから開講する「初学者短期合格コース」なるものを受講。
しかしこれが本当に辛かった。
2級までしっかりと勉強してきたので多少はできると思っていたんですが、甘かった。これまでやってきたことは土台に過ぎませんでした。とにかく難しい。
授業に追いつけず、勉強時間も取れず
内容もさることながら、一番きつかったのは復習する時間が取れず、理解が追い付かなかったことでした。無理やり時間作ってやってました。
当時市役所の市民税担当課に勤務していたんですが、年明けから確定申告業務があるため、毎日21時、22時までの残業は当たり前でした。
更に土曜も朝から夜まで仕事でした。
結果、授業を受けられるのは日曜だけに。1回3時間の講義、それも1月開講のため、授業が進むスピードが速いものを2コマ受け、終わるころには夕方でした。
夜までその日の内容を振り返るものの、追い付きません。
そしてまた平日を迎えると夜まで仕事のため、帰宅後、23時頃から日付が変わって1時ごろまで勉強していました。それでも時間が足りないので、昼休みも使っていました。
結果は・・・
こんなやり方で成績が伸びるはずもなく、ついていくのがやっと。
5月中旬頃になると仕事も落ち着いてきて、勉強する時間が取れるようになってきたんですが、遅すぎました。
本試験まで何とかたどり着きましたが、結果は不合格でした。
まとめ
試験を受ける方の状況はそれぞれ。
たっぷりと勉強時間を取れる方もいると思います。
しかしそうでない方は、年明け開講コースはおススメできません。
受講するとしても、合格すれば儲けもの、本命は2年目でそのステップのつもりで受けるといいんじゃないかな、と思います。
1年目、本当に辛かったです。肉体的にもそうですし、不合格で気持ち的にも。
ただ、必死にやったことは2年目に活きました。努力は無駄ではなかったです。
【編集後記】
朝5時に起きて掃除と洗濯。早起きは得意です。