
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
住宅ローン控除につきまして。最初に受けるときは確定申告が必要です。
売買(請負)契約書のコピーやら登記事項証明書やら残高証明書やらを用意し、申告書のに添付して提出します(一部、番号の記載などで添付を省略できるものもあります)。
適用2年目以降に確定申告をするときには、入れ忘れに注意してください。
2年目以降の手続きは簡易的
住宅ローン控除の確定申告をすると、秋頃に税務署から住宅ローン控除用の証明書が送付されます。
住宅ローン控除は10年ないし13年適用となり、適用年数分の証明書が送られてきます。これを保管しておき、1年1年提出していく形です。
会社員や公務員など給与所得者であれば、年末調整時に勤務先の担当者に提出すればOK。
一方、フリーランスなど年末調整がない方は確定申告で住宅ローン控除2年目以降の適用をすることとなります。
申告漏れに注意!あとから取り返すのは難しいかも
その確定申告でうっかり住宅ローン控除を入れ忘れてしまった場合はどうなるでしょう?
基本的にはその年は住宅ローン控除が受けられなくなります。
一応の救済措置として、「更正の嘆願」という手続きがあります。
文字通り「申告書(税額)を直してください」とお願い(嘆願)するもの。
ただ、これは法的に定められた制度ではないので、税務署側の裁量に拠ってしまいます。
「ダメだよ」と言われればそれまで。認められたら儲けもの、くらいの気持ちで出すものになります。
こうした事態を避けるためにも、特にフリーランスの方は申告忘れに注意しましょう。
終わりに
住宅ローン控除に関する更正の嘆願は比較的認められやすいものではありますが、絶対ではありません。
住宅ローン控除の控除額は大きく、1年損するだけでも十万単位で減税を受けられなくなる場合が多いです。
この話に限ったことではないですが、前年の申告書をチェックするなどして漏れている控除がないかをしっかり確認してから提出するようにしてください。

