こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

先日、国税庁HPに、来年度(令和7年度)から国税専門官の採用試験が大きく変わるという案内が掲載されておりました。

変更点

これまで民法・商法8題、会計学8題を必須としていましたが、これを2題ずつに減らし、減らした6題は他の科目との選択制にするようです。

また、人物試験(面接です)の比率を22%→30%に引き上げるともあります。

ねらい

優秀な人材の確保、でしょう。

会計学は公務員試験の中でも他の職種には出題されません。そのため、国税専門官を志望する方は、会計学を余計に勉強する必要がありました。

しかしそれが2題となれば、いっそ捨てても受かる可能性はあります。

もっと色々な方に試験を受けてもらい、少しでも優秀な人材を確保したいという狙いがあると思われます。

人物試験の比重を上げたのも同様でしょう。試験の負担を減らすことと、ペーパーテストだけに捉われず、幅広い人材を求めているのだと思います。

国税は人手不足?

2023年の試験(法文系)では、受験者数9,555名に対し、合格者数は3,127名。倍率は3.1倍となっています。

募集人員は1,000名。つまり、合格者のうち2/3は採用を辞退するだろうと見込んでいるわけです。

私が公務員試験を受けた時代は15倍とか20倍だったような気がします。国税専門官試験は受けませんでしたが、専門学校では何年も合格できずに勉強している友人がいました。

だいぶ入りやすくなった反面、優秀な人材が入ってくれなくなっている、ということでしょうか。

でも一緒に仕事していた若い子たちは皆優秀でしたよ。

終わりに

公務員試験も税理士試験と同様、大変でした。

来年の合格を目指して勉強している皆さん、頑張ってください!

【編集後記】
昨晩はひき肉カレーを作りました。子どもたちが大好物。今回も大好評で、とても嬉しいです。