
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
先日、すごく嫌な出来事がありました。市役所の業務の範疇だったんですが、素早く対応してくれてありがたかったです。
保育園送迎時のできごと
まず前提ですが、平日は次男を保育園に預けています。保育園の駐車場は狭く(2台分しかない)、大抵埋まっています。仕方なく路上に駐車し、素早く朝の準備を済ませ、車を動かす、というのが普段の流れ。
そして朝の送迎の時間は、保育園に出入りする業者2社が搬入に来ていて、2台とも駐車場を使っています。
その日はたまたま1台分空いていたので停めました。するとその直後にもう1社の軽トラがやってきました。
普段停めている場所が埋まっていたのが気に食わなかったのでしょう。
クラクションをブーブーと鳴らされ、窓ガラスをガンガンと叩き睨みつけてくるという威嚇行動を取られました。
こっちは子どもを連れていることもあり恐怖です。何されるかわからない。
しかしルール違反はしていません。「朝のこの時間は業者が来るから駐車場は停めてはダメです」なんていう決まりはなく、どの時間も送り迎えに使っていいことになっています。
園長先生に事情を話すと、業者に注意してくれた上、市の担当に連絡し市からも注意してもらうようにする、という対応をいただきました。感謝です。
市長へのメール
しかし私の市役所時代の経験では、職員間でのこうした報告は挙がっても対応がなぁなぁになるケースがありました。
そこで効果的なのが「市長へのメール(手紙)」です。
市長に対し、市民の行政に関する要望や感想などを手紙やメールという形で届けるというもの。
どこの市でも同じだと思いますが、必ず市長が目を通し返事をすることになっています(実際返事をするのは担当課ですが)。
さすがにこれをすれば無視はされないだろう・・と考え、一連の出来事を説明し業者への対応を答えて欲しいという要望を出しました(プラス、保育園の対応は素晴らしく感謝している旨も)。
結果は
1週間ほどして市から電話がありました。
・保育園から報告が挙がっていること。
・市としても看過できない事案であること。
・業者へ確認した所、担当者が全て認めたこと。
などを伝えてくれました。
「業者へ担当者を変えるよう伝えたがそれはできないと言われた。せめて搬入時間を変えるよう代替案を出すと相手方が承知した。今回はこの対応として今後も様子を見たい」というものでした。
担当を変えられないって意味がわからない。威嚇行動を取ってくような人間を保育園に寄越すなよ・・とは思いますが、落としどころとしてはこんなところ。
これ以上を求めて業者に逆恨みされると最悪です。
この一連の市の対応。
メールを出しても適当に「注意しました。今後このようなことがないように気を付けます」程度の回答だろうと思っていましたので、ここまで動いてくれるとはいい意味で予想外でした。
市の担当の方には本当に感謝です。お礼を伝えるも、「この度は不快な思いをさせ申し訳ありませんでした」と何度も謝っていました。
担当の方は何も悪くないんですけどね。
市役所の仕事は大変だと思います
市の職員だった私が言うのもあれですが、どこの市役所でも仕事は大変だと思います。
今回の出来事で言えば、まず業者に対しては「何てことをしてくれたんだ」と思うはずです。暴行など直接的な被害が出ていないだけまだマシですが、言ってみれば業者の尻拭い。何でこんなことを・・というのが正直な思いじゃないでしょうか。
次に事実確認。保育園と業者の双方から話を聞いて、業者には担当者に確認をさせ報告をさせて。その際に諍いなどもあったかもしれません。時間もかかります。
最後に保護者(私)への連絡です。ここが一番嫌で、相手がどんな人間かもわからない。いきなり怒鳴られるかもしれない。対応が足りないと怒られるかもしれない。
電話をするときのプレッシャーはかなりのモノだったんじゃないかと思います。
余計な仕事がたくさん増え大変だったでしょう。事実、私へ電話があったのは19時頃でした。
こうしたことを色々考えると、市の対応には感謝しかありません。
終わりに
今回のようなことが、担当課に関係なく市のいたる所で起きているはずです。
近年、地方公務員の人気が凋落し、新規採用の志望者は激減、中途退職者も増えていると聞きます。
そりゃそうでしょう。今回のような仕事を「楽しい!」と思ってできる人はいません。年功序列の市役所の世界では、骨を折っていただいた担当の方の評価が上がる訳でもありません。
公務員の仕事は大変です。改めて思いました。