こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

本日令和7年11月28日は今年の税理士試験の合格発表日です。

合格された皆様、本当におめでとうございます。

私の時は科目合格の場合は通知が来るまでわかりませんでした。官報合格は官報に番号と名前が載るのですぐわかります。もう14年も前の話ですが、その時の官報は大事に取ってあります。

今は科目合格でも受験番号が国税庁HPに載るようですね。これは良い事だと思います。ヤキモキしながら郵便を待つのは本当に辛かった(笑)

すぐに税理士になる方はどのくらい?

試験に合格してもすぐ税理士登録をしない方も多いでしょう。私も合格してから10年以上経って税理士になりました。

一方、今勤めている会計事務所に勤めたまま税理士になる方、合格してすぐ独立・新規開業する方もいらっしゃると思います。

どの道もそれぞれそれなりの苦労があると思いますが、後悔の無い選択をして欲しいと思います(私はすぐ税理士にならなかったことに少しだけ後悔しています)。

ひとりで新規開業するってどうだろう

ここからは自分語りになってしまいますが、ひとりで何の伝手も経験もなく開業するってどうだろう、ということを、これまで1年半くらいやってきた経験を踏まえて書いていこうと思います。

独立開業は儲かるのか

一番気になるのはやっぱりお金のことですよね。

これはやればやるだけ儲かるんじゃないかなと思います。

私は一人でこじんまりとやっていってますので、いわゆる「大儲け」はできておりません。

まだ1年半もやっていないこともあり金額ベースでの年収は国税局時代には及びませんが、時給換算では高くなっています。

仕事以外の使える時間がかなり増えました。私の場合その時間はほぼ家事と育児に消えますが、増えた時間をどう使っていくか。
人を雇ってガンガン集客してガンガン拡大していく!ということであれば、上手く行けばドンドン儲けていくことができるんじゃないでしょうか。

在庫リスクもなければ固定費も少ない

税理士は何かを仕入れて販売する事業ではないので、在庫リスクを恐れる必要がありません。

固定費も少なく、必ず必要なのはパソコンと会計ソフト、税理士会の費用くらい。プラス事務所を借りればその家賃。

100万円もかからないかもしれません。消耗品や通信費など細かな費用はありますが、これを上回ればその分が儲けとなります。

一番の課題は営業

何のコネもなく独立・開業したときに一番不安になるのが集客です。これが本当に大変。

これまでの仕事で営業を経験したことはありません。何をどうやったらいいのか。やっていることは正しいのか。初めてご依頼をいただくまでは不安で不安で仕方ありませんでした。

今も自分の集客方法が正しいのかはわかりませんが、それでも少しずつお客様が増えてきている状況です。

ほぼHPでの営業のみですが、それでも毎日ブログの更新はしていて、継続することの効果を感じています。

独立開業は魅力的です

開業当初は仕事が無い日が続き、他の税理士の華やかやな活動を見ては「自分が税理士と名乗っていていいのか?」という不安に苛まれることも多かったです。

ですが問い合わせがあったときの高揚感や、少しずつお客様が増え自分の事務所が大きくなっていく感覚はとてもワクワクして楽しいです。

自分で色々なことを決められるのは本当に魅力的で、もう勤め人には戻れません。

開業して良かったと思っています。

終わりに

税理士試験の発表に掛けて自分のこれまでを振り返ってみました。

少しでもこれから税理士になる方の参考になれば嬉しいです。