こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
10月も半ばを過ぎ、確定申告のニュースも目立つようになってきました。
そこで今日は、主にフリーランス・個人事業主向け、来年2,3月の確定申告に備えてやっておくべきことをまとめてみます。
書類の整理と整頓
まずやるべきは、1月からの請求書、領収書、レシートなど、書類の整理整頓です。
税務調査に伺い、「帳簿、毎月付けていますか?」と質問すると、よく「確定申告の直前にまとめてやっています」と言われました。
そういう方は結構多いと思います。仕方ないところもありますよね。どうしたって本業の方が大事で忙しいので、経理面の整理は後回し、となってしまいます。
ですが、直前に慌ててやってもミスをしたり書類が出てこなかったりと良いことはありません。まだ10月ですので、年内を目標に整理を進めましょう。
レシートや領収書がバラバラっと保管されているようであれば、いったん全て集め、月ごとに分け、必要ないものは破棄してしまいましょう。
そのうえで、科目ごとなど、自分の記帳方法に合うように分けていくと、スッキリと進められると思います。
帳簿に記帳
書類の整理整頓が済んだら、少しづつ記帳していきましょう。
1年分をまとめてやるととても大変ですし、嫌になってしまいます。
少しでもやっておけば、気持ちも楽になると思います。
控除関係の書類を保管しておく
10月から徐々に、控除証明書など所得控除に関する書類が送られてきます。
いざ確定申告書を作成するとなったときに、どこにいったかわからない、ということがないよう、整理しておきましょう。生命保険や地震保険、ふるさと納税などは、無くしてしまった場合は再発行も可能です。
医療費控除については、「人ごと、病院ごと」にまとめて明細書を作成する必要があります。余裕があれば、その形に合うよう、領収書をまとめておきましょう。後で行う作業が楽になります。
また、少し話は変わりますが、ふるさと納税の寄附金控除は、年間の所得と控除によって限度額が決まります。限度額を知るためには、早めに所得と控除を確定する必要があります。
まとめ
まずは書類の整理整頓と記帳を少しずつ。
控除関係の書類の紛失に注してください。
確定申告書は年明けから提出できます。早めの提出にチャレンジしてみても良いかと思います。
【編集後記】
サッカー日本代表。ホームでオーストラリアとドロー。勝って欲しかったですけど、予選突破さえすればいいんですから、ここはOK。次はしっかり勝ち点3を取りたいですね。