こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。

国税局にはたくさんの隠語があります。

隠語とは、特定の集団やコミュニティ、仲間の中でのみ通じる言葉のこと。

要は国税局や税務署と無関係の方に聞かれたときに「税務署の人間だ!」とバレないように使う言葉です。

税務調査や確定申告などの情報は決して外部に漏らすことはできません。

そのため、外で仕事の話などをするときはとにかく周りを気にしながらの会話になります。

国税職員の守秘義務

職務に関することを他人に話すのは厳禁。

国家公務員法第100条で

「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする」とあります。

違反すると最高1年の懲役又は最高50万円の罰金です。

また、国税通則法という法律にも守秘義務に関しての条文があります。

国税通則法第126条は

「国税に関する調査租税の徴収に関する事務に従事している者又は従事していた者が、これらの事務に関して知ることのできた秘密を漏らし、又は盗用したときは、これを二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する」

と規定しています。

税務署に勤務しているとき、さんざん「君たちは法律で二重に守秘義務が課せられている」ということを言われました。

それなら外では仕事の話なんかできない。と思うんですが、そんなことはありません。

仕事が終わって飲みに行くと、ほとんど全て仕事の話。

あーでもない、こーでもないと好き勝手にしゃべり、日ごろのストレスを発散する訳です。

ただ、周りのお客さんに国税の職員ということは知られたくありません。

まぁ基本的には税務署の職員というのは嫌われものですので。

国税職員の隠語

そんな訳で、飲み会の席などで仕事の話をするときは隠語が飛び交います。

市役所から税務署へ転職したとき、最初の飲み会の席では全くわからない言葉で会話する同僚や上司にポカーンとしたのを覚えています。

以下が主な国税の隠語の一部です。「マルサ」などは聞いたことがある人も多いでしょう。

隠語意味
さんずい法人課税部門や法人税。 「法」のさんずいから。
ところ個人課税部門や所得税のこと。「所」得税から。
けし消費税。「消」費税から。
さん資「産」課税部門。
せんせい税理士のこと。若干揶揄を込めて呼ぶこともある。
おもいの・ジューカ重加算税のこと。これを取れると調査官は嬉しい。
ほんてん国税局のこと。「ほんてんに転勤になった」などと使う。
してん税務署のこと。「ほんてん」に対して。
おやじ税務署長のこと。
サブ副署長 のこと。本人に対して「サブ」と呼ぶこともある。
ごんべん国税局調査部。「調」の字のごんべん。
こめ国税局資料調査課。「料」の字のへんから。
おまつり確定申告期間の一連の仕事のこと。おまつりのような騒ぎになることに由来。署内では日常的に使われていました。
まるさ国税局査察部のこと。有名になり過ぎたため使われなくなりました。代わりに「さ」などと言ってました。

終わりに

組織にいる時間が長いほど隠語を使う頻度が増えます。

最初は面食らった私もが年数を重ねるごとに馴染んでいって使っていました。

でも若手も1~2年もすれば普通に隠語を使います。

お昼ご飯や飲み会の席で「オヤジが腹立つ」とか「サブはいいんだけど」とか言っている人たちはきっと国税の職員です。

聞き耳を立ててみると面白いかもしれません。

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