
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
個人事業主の所得が毎年赤字だと、税務署は「あれ・・・?」となります。
生活費は?
個人事業主は事業で利益を出し、その利益から生活費やを捻出します。1年たまたま赤字なら、それまでの貯金を切り崩して生活していた、ということもあるでしょう。
ですがこれが2年3年続くとどうなるか。赤字でなくとも、利益が少ない状態が続いたら?
税務署にいたとき、「この人霞でも食って生きてるのか?」と上役が言っていたことがありました。
税務署はその年だけの申告内容を見て調査に行くかどうかを決めているわけではありません。連年の申告状況を確認し、おかしいところ、確認したいところを検討しているわけです。
生活費はどうやって出しているんだろう、ということが、調査への取っ掛かりになることはよくあります。
連年赤字な理由は?
連年赤字でも生活できている理由はなんでしょう。
- 本当に貯金を取り崩している
- 配偶者の収入で生活している
- プライベートの経費を大量に付け込んでいる
- 申告していない収入がある
上2つなら問題ありません。むしろ調査に来た調査官に堂々と主張してやりましょう(相手が困るはずです)。
下2つは大問題。脱税です。重加算税&7年遡及コースです。
まとめ
赤字続きだと税務署に目を付けられやすくなります。
そして税務署が調査に入った場合、既に隠れた収入を把握されていることも多いです。
【編集後記】
クリスマスツリーを出しました。子どもたちが大喜びです。