
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
個人事業主が仕事で使うモノには、仕事専用のモノもあればプライベートと仕事で兼用しているモノもあるかと思います。
どっちが多いか。仕事内容にもよるでしょうけど、意外と専用のモノは少ない場合もあったりするのではないでしょうか。
自分の場合は・・・
私の場合、仕事専用で使っているものとしては
・ノートPC
だけでした。
対してプライベートと兼用しているのは
・スマホ、携帯電話(別々に持っています。安いので・・)。
・インターネットに関するルーターやプロバイダ等
・自動車
・自宅の水道光熱費(自宅で仕事をすることが多い)
こんなところですか。
振返ってみるとやっぱり専用のモノって少ないです。
経費の計上は家事按分
兼用のモノをどう経費処理すべきか。
税務調査があったときに、調査官に説明できる根拠をもとに按分しましょう。
スマホなどは使用時間、車は使用日数や走行距離、自宅の家賃や光熱費は使用している部屋数などなど・・。
「基準はこれを使え!」という明確な決まりはありません。合理的な方法で区分する、というとても曖昧な方法で分けることとされています。
自分なりの基準をもってしっかりと分けましょう。
税務調査では必ず尋ねていました
私が調査官であったとき、税務調査で訪れた際は必ずこの家事按分について聞いていました。
「これはプライベートと兼用じゃないですか?」
「金額を按分していますか?」
「どういう基準で按分していますか?」
もし調査があって、調査官から尋ねられた時、嘘を言うのは絶対に止めましょう。嘘をついていることで「脱税」と認定され重加算税が賦課されたケースもあります。
仮に按分せず全額経費としていた場合であれば、正直にその旨を伝えましょう。修正申告するよう言われ、直せば終わりです。脱税とはならないハズです。
按分の割合がおかしい、と指摘されたときは、納得できないなら反論しましょう。言いなりになる必要はありません。ここは「見解の相違」というヤツなので、自分が自信を持って言えるのであれば戦いましょう。
逆に指摘に納得できるようであれば、修正に応じると良いと思います。
終わりに
どれくらいの頻度で、どのように使っているかは本人以外はわかりません。税理士にも、アドバイスはできますが最終的な判断はできません。
仕事用とプライベート用で兼用している場合、きちんとした根拠を持って分けるようにしましょう。
【編集後記】
お客様から美味しい七味とお茶を紹介していただきました。感謝です。