
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
税務署がやっていない土・日・祝日は確定申告の相談や提出も行っておりませんが、一部の税務署では今週末の3月2日(日)に限り、相談と提出を受け付けています。
私も税務職員時代、幾度となく日曜開庁に従事した経験があります。
全ての税務署がやっているわけではない
全ての税務署がやっているわけではなく、比較的規模の小さめな税務署は日曜日の開庁はおこなっていません。
令和7年3月2日(日)に確定申告の相談等を行う税務署一覧ということで、国税庁HPに記載があります(こちら)。
税務署でなく署外の会場を設けている所はその会場になりますので、署に行かないよう注意してください。
書類忘れに注意!会場は開いていても税務署は開いていない
日曜日、会場は開いているものの税務署自体は開いていません。
そのため色々な制約があります。
一番は過去のデータを調べることができないこと。税務署が開いていないとは、税務署のシステムも動いていないということです。
例えば2回目以降住宅ローン控除を受ける場合の控除限度額や純損失・株式譲渡損失の繰越控除額などは、税務署がやっている日であればシステムで調べられるので、書類を忘れて行っても何とかなります。
他にも青色申告決算書・収支内訳書に記載した減価償却の累計額とか。
日曜日はそれができないため、今回の申告に必要な過去の情報がわかる書類を持って行かないとアウトです。
過去に何度それで「税務署はサービスが悪い!」「今日しか来れないのにどうしたらいいんだ!」とお叱りを受けたことか・・・。気持ちはわかりますが、システムが動いていないのでどうしようもできませんでした。
平日は仕事で日曜しか税務署に行けない方は多いと思います。書類を忘れて確定申告が出来なかった、ということがないように注意しましょう。
まとめ
日曜日を利用するのはやはり平日お勤めされている会社員の方が多かったように思います。
そして会社員の方に多いのが住宅ローン控除の初年度の申告。
そして住宅ローン控除の申告には必要な書類が多く、何かが足りないという方がチラホラ見受けられました。
昔は日曜日を2回開けていたので忘れても翌週の日曜日、ということもできたのですが、今は1回です。
忘れ物が無いように気を付けましょう。
【編集後記】
もう3月ですね・・・。早いなぁ。