
こんにちは!千葉のフリーランス・個人事業主専門の税理士、福地です。
地元の千葉市で令和8年度の住民税の課税誤りがあったようです。
令和8年度個人市民税・県民税・森林環境税の課税誤りについて(千葉市HP)
千葉市が個人住民税の税額計算でミス 約2百人に影響で過大徴収額計1860万円(チバテレ+)
年金の支払報告書を二重にカウント
日本年金機構など年金を支払う機関は市役所に「公的年金等支払報告書」というものを提出する必要があります。
これには各個人に年間でどれだけ年金が支給されたが記載されています。
今回の誤りはこれを二重にカウントしたようで、収入金額が実際よりも多く算定されていたことが原因のようです。
マンパワーの限界
年金の支払報告書は自動で算定システムに取り込まるはずです。
その後確定申告などが提出されたら、異常値があればエラーが抽出されるのでチェックします。
年金受給者の場合、確定申告をしない方も多いでしょう。であれば取り込まれたデータにエラーが無ければもう市の方では何も確認しません。
そして年金の支払報告書が二重に計上されたとて、「○○万円の年金収入があった」としか認識されないためエラーも出ずそのまま納税通知書が発送されてしまった、ということだと思います。
これを1件1件確認していくなどという作業は到底不可能です。時間も人手も圧倒的に足りません。
他にもあるよこんなミス
私が市役所で市民税の賦課業務をしていたときも、ミスは毎年必ず起きていました。
・年金の支払報告書が給与収入として入力され、給与と年金の二重に課税してしまった
・確定申告から住民税の計算に際し、地方税用の控除の計算を誤った
・転出入を繰り返す方に、転入前の住民記録と転入後の住民記録の双方で課税してしまい納税通知書が二通出てしまった などなど
納税通知書を発送する前に気付いて直せたものもあれば、通知書を送ってしまいその後問い合わせを受け気付いたものもあります。
今回はたまたま多くの方にミスがあったため発覚しましたが、これが対象がひとりふたりであれば何もなく終わってかもしれません。
ブログでも何度も注意喚起をしていますが、住民税の課税誤りは毎年どこかの市区町村で絶対に起きています。ですので、届いた通知書は必ず確認してください。
先日もチェックポイントを紹介しているので、参考にしてください。
→令和8年度の住民税の通知が届きました。必ず内容を確認しましょう。
終わりに
自分の地元でこんなミスが出るとはね・・という思いです。
ただ、課税事務に限ったことではないですが、役所の職員も人数が減らされていく中でギリギリの状態で業務を行っており、決してミスをしようと思ってやっているわけではありません。
このような事態が起きても寛大な気持ちで接していただければ良いなぁと思ったりします(私は当時めちゃくちゃ怒鳴られましたので・・・)。
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